【相続】売る・貸す・買取どれが正解?
2026.7.16
親族から相続した「実家」や「土地」、そのまま名義を変えずに放置していませんか?
不動産を相続したときは「相続登記」が必要です。
「早く登記を済ませなければ」
と思いつつ、手続きが後回しになってしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
2024年4月から「相続登記の義務化」がスタートしており、2026年現在、義務化も浸透しつつ法務局によるチェックや案内も本格化しています!
「ニュースで見たことはあるけど、自分に関係あるのか分からない」
「実家をどうするか決まっていなくて、手続きが止まっている」
という方のために、今回は不動産のプロの視点から、相続登記の義務化についてポイントを解説します!
ぜひご参考ください。
相続登記の義務化について
相続登記とは、一言でいうと
「不動産を相続したら、ちゃんと名義変更の手続きをしましょう!」
という決まりです。
これまでは、家や土地を相続しても名義変更をするかどうかは任意だったため、何世代も前の名義のまま放置され、
「所有者が誰か分からない土地」
が増え、事業や災害復旧の妨げになるなどの深刻な社会問題となっていました。
これを解決するため、2024年から相続登記の義務化がスタートしました。
相続登記に関する注意点!
◆「3年以内」に手続きが必要
自分が不動産を相続したことを知った日から3年以内に名義変更をしなければなりません。
◆過去に相続した物件も対象
「義務化されたのは最近だから、それより前に相続した古い実家は関係ないよね?」
と、思いがちですが、実は法律ができる前に相続した不動産もすべて対象です。
もし正当な理由なく放置していると、「10万円以下の過料」が科される可能性もあるため、ご注意ください。
実家を放置するとかかる維持費
相続登記の手続き放置とともに、建物を放置していると怖いのは、
「放置しているとかかる維持費」
です。
家は、誰も住まなくなると一気に傷みが早くなります。
通気されないことでカビが生え、カビが生えるところは木材腐朽菌も増えやすくなり、木材が腐りやすくなります。そして庭木は生い茂り、隣の敷地へ侵入したりします。
そして以下のようなコストがかかってきます。
◆固定資産税・都市計画税
通常、住宅が建っている土地は税金が最大6分の1に減額される特例があります。
しかし、手入れをせず放置して自治体から「特定空家」や「管理不全空家等」に指定されてしまうと、この特例が解除され、税金が最大6倍に跳ね上がるリスクがあります。
◆維持管理にかかる費用
定期的な手入れ、様子を見に行くための交通費、水道光熱費の基本料金、火災保険料(空き家はリスクが高いため、保険料が高くなる傾向があります)。
使っていない実家を維持するだけで、年間10万円以上の出費になることも珍しくありません。
具体的にどうするべき?
「売却」「賃貸」「買取」どれが正解なのか、相続した不動産を放置してはいけないと分かっても、具体的にどうすればいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、主な選択肢である「売却」「賃貸」「買取」の3つの特徴を比較してみましょう!
【売却】
メリット:
・市場相場に近い、比較的高い価格で売却できる可能性がある。
デメリット:
・買い手が見つかるまで3ヶ月〜1年以上かかることがある。
・古い家の場合、売った後に雨漏りなどの不具合が見つかると「契約不適合責任」を問われ、補修費用を請求されるリスクがある。
【賃貸】
メリット:
・毎月安定した家賃収入が入る。将来的に自分たちが住む、あるいは子どもに譲る選択肢を残せる。
デメリット:
・人に貸せる状態にするためのリフォーム費用(数百万円〜)が先にかかる。
・空室リスク、修繕費や固定資産税などの維持費がかかる。
【不動産会社による買取】
メリット:
・短期間(最短数日〜数週間)で現金化できる。
・ボロボロの現状のままで引き渡しできるケースが多いためリフォームの必要がない。
・さらに、売った後の不具合に対する責任(契約不適合責任)が免除される特約を結ぶのが一般的で、売却後のトラブルの心配が少ない。
デメリット:
・市場価格(仲介売却)よりも、売却価格が2割ほど低くなる傾向がある。
それぞれのメリット・デメリットの通り、相続した不動産をどうするべきかは1つの方法だけが正解とは限りません。
一般的には、現金化できて且つ管理の手間がない「売却」が最も選ばれていますが、相続人のニーズによっても異なりますので、条件に合わせて比較検討することが重要です。
ご相談は、不動産カエルまで
相続した不動産の活用方法でお悩みの方は、まずは不動産の査定を行うことがおすすめです。
売る・貸す・買取のどの選択肢を選ぶ場合でも、まずは相続人への名義変更が完了している必要がありますが、その前段階として、
「そもそもこの実家、今いくらで売れるのか?」
「貸したらいくらになるのか?」
と、いう正確な価値を知ることで、家族での話し合いをスムーズに進める第一歩になります◎
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