賃貸物件の先行申込と先行契約とは?
2025.1.28
まさに今、進学や就職などにより、1年のうちで最も物件数が多くなる時期です。
繁忙期の真っ只中ということで、1月に入ってからは賃貸物件のお問い合わせが増加しています。
そこで前回に続き、今回もお部屋探しに役立つ情報をお届けします!
繁忙期の物件状況はどうなってる?
多くの人がお部屋探しをする1~3月は必然的に物件の競争率が高くなりますので、
人気のある物件は申し込みが入るまでのスピードが早く、すぐに募集が終了することもあります。
この時期は募集される物件数が多くなるのが特徴ですが、ゆっくり悩む時間がなく、決断力が重要となります◎
賃貸物件の申し込みは“早い者勝ち”が鉄則!
賃貸の入居申込は基本的に早い者勝ちです。
「入居申込」をした人から順番に入居審査へと進みます。
特に退去予定の物件や新築未完成の物件などで、内見が出来ない場合に「先行申込」をすることで、
人気物件を一足早く確保できる場合もあります。
先行申込とは
先行申込とは、賃貸物件の内見をする前に入居申込を行い審査を進めておき、実際に内見をしてから契約に進むという方法です。
好条件の物件は「内見して決めようと思っていたら、既に他から申込が入ってしまった」なんてことも頻繁に起こりますが、
先行申込をすると、申し込んだ物件が内見可能になった段階で優先的に内見をすることができます。
ただし、物件が「先行申込を不可」にしている場合もあります。
また、申込者が複数いる場合は、申し込みした順に番手がつきます。
この場合は1番手のお申込者から優先して内見・契約の意思確認になるケースがほとんどです。
万が一、内見して気に入らなかった場合はキャンセルすることも可能で、
契約手続きの前段階までを事前に進めておくことが先行申込の特徴ともいえます。
先行契約とは
先行契約とは、内見をせずに契約することをいいます。
一般的には物件の内見をした後に申込手続きを行いますが、
退去予定の物件や新築未完成の物件などで内見が出来ない場合に先行契約を受付することがあります。
内見前に契約を結ぶため、気に入った物件を誰かに取られてしまう心配はありませんが、
内見せずに契約をすることを了承して手続きすることになりますので、内見後にキャンセルができません。
どうしても住めないという場合は「解約」と同じ扱いになってしまうため、注意が必要です。
内見せずに申し込むときの注意ポイント
内見ができない物件に申し込む際には、内見以外の手段で情報を集めるようにしましょう◎
具体的には、
■現地に足を運ぶ
写真や間取り図では分からない物件の外見や周辺環境を確認することが大切です。
■同じ物件の間取りが似ている部屋を内見する
その時の空室状況で必ず出来る訳ではないですが、可能な場合におすすめしたいのがこの方法です。
別の部屋でも、部屋の雰囲気や防音性などが確認できます。
■設備状況を確認する
実際の設備を自分の目で確認することができないからこそ、不動産会社を通して事前に設備状況をしっかり確認しておくと安心です。
また、以下の点にも注意しましょう!
■先行申込と先行契約の違いを理解する
内見後にキャンセルできるかどうかや初期費用の支払い時期に大きな違いがありますので気を付けましょう。
■入居可能日がズレることがある
内見せずにで賃貸物件を契約する場合は、即入居可能でないことがほとんどです。
新築やリフォームの工事が予定していた期間よりも長引いてしまったり、前入居者の都合で退去が遅れてしまう可能性もあり、
予定していた入居日に入居できないリスクがあることを十分理解しておくことが大切です。
まとめ
これからお部屋探しを始める方は、内見しないで契約するリスクや注意点を十分理解し、
内見なしでも失敗しないお部屋選びの方法を上手に活用してみて下さい!
また「とりあえず他の人に取られたくないから」程度の軽い気持ちで先行申込を入れることは、
大家さんや管理会社の信頼と期待を裏切ることに繋がりますのでおすすめできません。
申し込みは、入居することを前提に行うようにしてください◎
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