契約更新を忘れるとどうなる?
2024.7.7
賃貸物件に住んでいるとやがて訪れるのが「契約更新」ですよね!
ほとんどの物件は契約期間に限りがあるため、
期間満了までに更新するか・しないかの選択をしなければなりません。
では、「仕事が忙しくて、更新手続きを忘れてしまっていた」
「更新を控えているが、入院の期間と重なってしまう」など、
何らかの理由で「契約更新」ができなかった場合、その契約はどうなるのでしょうか?
期限までに更新するのがベストですが、知識として覚えておくと役立つかもしれません◎
それでは早速みていきましょう!
契約更新の期限が過ぎるとどうなる?
「更新を忘れると退去になるのか?」と心配になるかもしれませんが、
法律的に回答すると、賃貸借契約において更新の手続きをしなかった場合、
契約は自動的に更新されることが定められていて「法廷更新」と呼ばれる契約に変わります。
法定更新とは
法定更新となったら「契約期間の定めがない契約」として賃貸借契約が継続します。
これまでの条件と変わりなく同じ条件で契約を更新したものとみなされ、
賃料や共益費はもちろん、解約予告期間や禁止事項などの契約条文も適用されます。
言わば「契約書のない契約」となります!
更新料の請求
法定更新になると「契約期間の定めがない=契約更新がない」ことになるので、
借主側は更新料を支払う義務がないという結果になります。
ただし、契約書に「法定更新の際にも更新料を請求できる」など、
特約の明示があれば法定更新になっても更新料を請求することができるので、
このように貸主側が不利にならないように対策することも可能です◎
火災保険は免責になる
火災保険は新期間の費用を払わない場合は保険契約が無効となってしまうので、
この状態で火災や自然災害の被害を受けても、自己負担で修復する必要があります。
更新を忘れていることに気がついたらすぐに契約の手続きを行いましょう。
実際はどうなのか
実際のところ「うっかり忘れて期限が過ぎてしまった」という借主様もおりますが、
そのような場合でも速やかに更新契約を締結し、更新料の支払いを行う借主様がほとんどです。
法廷更新を知ってか知らずか、更新手続きをせずに更新料も支払わない借主様もおりますが、
こうなると、管理会社は「更新契約の督促を行う」ことが一般的です。
まとめ
契約更新の時期になると大家さんや管理会社から更新案内が届きますので、
更新を忘れがちな方でも、このお知らせを見逃さないようにすれば更新忘れも防ぐことができますね!
貸主様との信頼関係を崩さないためにも、期限を守って更新を行うことが大切です◎
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