季節の変わり目に潜む賃貸トラブルに注意!
2026.2.22
2月中旬を過ぎ、少しずつ春の気配を感じさせる陽気になりましたね!今回はそんな季節の変わり目にまつわるお話です。
気温や湿度の変化は、建物や設備にさまざまな影響を及ぼします!管理会社には、季節特有の苦情やクレームが寄せられることがありますが、その中でも季節の変わり目に起こりやすい様々なトラブルを簡単な説明とあわせてご紹介していきます。
今の時期に起こりやすいトラブルから、時期ごとに区切って見ていきましょう!
12月~2月
■水道管の凍結
水道管の凍結は、寒冷地だけではなく気温が下がれば寒冷地以外の地域でも起こる可能性があります。特に、帰省や旅行などで長期不在時には水道管に水が流れないため、その間に気温が下がると凍結の恐れがあり注意が必要です。
■給湯器の不調
給湯器は寒くなると使用頻度が一気に上がるため、この時期は故障や不調が起きやすくなります。10年以上と長く使用している場合は、壊れる前に点検や交換を検討してもいいかもしれません◎
■結露・カビ
暖房や加湿器の使用頻度が高くなると室内外の温度差が大きくなり、窓まわりなどに結露が発生しやすくなります。放置するとカビやクロス剥がれに繋がることも考えられますので、定期的に換気や除湿を行うようにしましょう。
3月~5月
■契約・退去トラブル
春は引越しシーズンのため、契約内容の確認不足や退去時の原状回復費用を巡るトラブルが発生しやすい時期です。原状回復費用のトラブルを防ぐためには、契約書の内容を事前に確認し、入居時に室内をよく確認しておきましょう。必要に応じて、傷や汚れは写真に撮っておくとトラブル防止になります◎
■騒音トラブル
過ごしやすい気温になると窓を開けて過ごす方が増えるため、普段は漏れないテレビの音や会話が外に筒抜けになってしまったり、騒音トラブルが多くなりがちです。
音は個人の感じ取り方によって大きく変わってくるので、判断基準が難しいですが【受忍限度】という裁判の判例に基づいた基準があります。(ただしこれも判例であり、法律ではありません。)
窓を開ける時間帯やテレビの音量などに配慮することで、トラブルを予防しましょう。
6月~8月
■湿気・カビ
梅雨の時期になると湿気が原因でカビが発生しやすくなり、特に窓際や浴室、洗濯物を干す場所などが湿気のたまり場となります。湿気がこもりがちな時期はこまめに換気をすることが大切です。また、収納やクローゼットも定期的に開放し、湿気が溜まらないようにしましょう◎
■害虫(夏)
気温と湿度が上がると害虫(ゴキブリ、蚊、コバエ等)はより活発になります。虫対策では、「侵入経路を塞ぐ」「寄せ付けない」「発生させない」ことが重要です。
エアコンのドレンホースに防虫キャップを付ける、網戸が完全に閉まっていない場合は隙間を埋める等の対策を行うことで侵入経路を塞ぐことができます。また、においや虫が発生するもとになる生ゴミは密閉して処分したり、シンクや排水溝などの水回りも清潔にしておくことで発生を防げます。
■エアコンの故障
夏はエアコンの使用時間が長くなるため、長時間フル稼働することで部品の劣化や故障が起こりやすくなります。また、室外機に直射日光が当たっていると冷房が効きにくくなる原因といわれます。室外機には、日よけの設置や専用のカバー等で熱がこもらないように対策することが有効です。
その他に、ドレンホースの詰まりによる水漏れ、結露によるカビの発生と異臭もよくあるトラブルです。このような夏に起きる故障は、修理や交換にも時間がかかり、猛暑の中でエアコンが使えないとなると健康リスクもありますので、シーズン前に試運転を行い異常がないか確認しておくと安心です◎
9月~11月
■害虫(秋)
秋になると、虫(ゴキブリ、カメムシ、コバエ等)も寒さから逃げるために室内やマンションの共用部分など、比較的暖かい環境に集まる傾向があります。夏の間活発だったゴキブリやコバエは前述の通り、侵入経路を塞ぎ、網戸は適切に閉める、水回りを清潔にするなどの対策が重要です。
カメムシは日当たりのいい暖かい場所を好むため、マンションの外壁や窓まわり、ベランダに集まりやすくなります。そして白い物、フローラル系や柑橘系の甘い柔軟剤を好むため、白い服はなるべく室内に干したり柔軟剤を工夫することが有効です!
■台風による雨漏り
台風や大雨の影響で、ベランダ排水口の詰まりや窓サッシの隙間から雨水が侵入するケースがあります。万が一、ベランダの排水口が詰まると、逃げ場を失った雨水が室内へ浸水する可能性がありますので、排水口は日頃から清掃しておくこと、台風接近前には、窓まわりの点検を事前に行うことで被害を軽減できます。
■結露・カビ
昼夜の寒暖差が大きくなる秋は、窓や玄関ドアなどの冷たい面に室内の暖かい空気が触れると結露になります。結露は、クローゼット等の収納、空気の入れ替わりが少ない場所にも発生します。これを放置していると、カビやダニが発生しやすくなるため注意しましょう。手軽にできる結露対策は、室内の換気です。室内に湿気がこもらないよう、できるだけこまめに換気することが大切です。
まとめ
賃貸物件では、季節ごとにさまざまなトラブルが発生します。春は引越しシーズンのため契約・解約関係のトラブル、夏はエアコン等の設備トラブル、秋は台風の影響による雨漏り、冬は結露や凍結による水道管の破損など、それぞれの季節に特徴があります。
しかし、トラブルは「その季節だけの問題」ではありません。たとえば、冬の結露対策が不十分だとカビが発生し、春や梅雨時期に悪化することがあります。また、夏のエアコン故障は、春のうちに点検しておくことで防げる場合もあります。つまり、日頃の予防と早めの対応が、快適な住環境を守る大きなポイントです◎
そして、エアコンや給湯器等の設備トラブルが発生した際、特に重要なのは、【自己判断せず、すぐに管理会社や大家さんへ連絡する】ことです!経年劣化による故障は基本的に大家さんの負担で修理されますが、入居者さんの過失や残置物の故障は借主負担となるため、勝手に修理せず指示を受けるようにしましょう。
オーナー様・入居者様にとっても、季節ごとの注意点を知ること、日頃のちょっとした心がけを積み重ねることで、安心で快適な住まいを維持することに繋がります。
当社では、オーナー様・入居者様どちらも安心できるサポートを心掛けています。住まいに関するお困りごとがございましたら、お気軽に不動産カエルにご相談くださいませ。

