賃貸物件の建物構造もチェックポイント◎
2024.6.1
突然ですが、お部屋探しの際に
建物の「構造」についてはどのくらいチェックしていますか?
例えば、見た目重視で物件を選んでしまうと、
「住み始めてから思わぬデメリットに気付く」なんてことも・・・
賃料や立地、築年数などももちろん大事なポイントですが、
建物の構造は住みやすさに大きく影響する要素になります。
お部屋探しに役立つ、建物の構造をチェックしていきましょう!
木造(W造)
木造は、木材の柱や梁で建物を支える構造です。
木材は吸湿性や断熱性に優れており、日本の気候風土にもマッチしています。
また、木造物件は建築コストが抑えられるため、家賃が安いことがメリットです。
一方、生活音が響きやすく、耐火性が低い点は注意しなければなりません。
鉄骨造(S造)
鉄骨造とは、柱や梁など骨組みに鉄骨を用いた構造のことで、
軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類に分けられます。
鉄骨の厚さが6mm以上ある「重量鉄骨造」はビルやマンションなど大型の建物、
厚さが6mm未満の「軽量鉄骨造」は一般住宅やアパートなどに用いられます。
鉄骨を使っているので耐震性・耐火性は木造よりも高く、
遮音性についてはRC造やSRC造には劣りますが、
重量鉄骨造の場合だと、木造や軽量鉄骨よりも優れています。
また、鉄筋よりも低コストなので、家賃も比較的安いのがメリットです!
鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋コンクリート造は、柱や梁・床・壁が鉄筋とコンクリートで構成されていて、
鉄筋の枠型にコンクリートを流し込んでつくられます。
耐震性と耐火性が高く、音が響きにくいため遮音性も非常に優れています!
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨の周りに鉄筋を組み、
さらにコンクリートを施工した建物のことです。
耐震性・耐火性にはRC造よりも優れており、
タワーマンションや高層ビルなど大規模な建物に使われています。
気密性が高いコンクリートで施工しているため、
あらゆる構造の中でトップクラスの遮音性を誇ります。
まとめ
建物の構造は、間取りや外見と比べると、見落としがちなポイントですが、
実際に住んだときの快適さや家賃にも影響する重要な要素です!
例えば、音が響きやすい建物だと
「隣から聞こえてくるテレビの音がうるさい」「上の階の足音が気になる」など
音に敏感な方にとってはストレスになりかねません。
実際、音に対する感覚は人それぞれなので、
騒音トラブルになると解決することが難しいのが実情です・・・
そのため、お部屋探しの段階で構造にも注目し、
コストや遮音性など自分に合った物件を選ぶことが大切です◎
ぜひお部屋探しにお役立てください!