新築戸建てに仲介手数料はかかる?
2024.9.30
「建売住宅の購入では仲介手数料がかからない」と聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います!
建売住宅については、仲介手数料がかかる場合とかからない場合がありますので、その見分け方を解説いたします。
仲介手数料が発生するかは取引態様をチェック
取引態様とは、不動産取引において不動産会社がどのような立場で取引に関わるかを示すもので3つの種類があります。
広告内容のどこかに「媒介(仲介)」「売主」「代理」といった文言が記載されているはずなので、この取引態様を確認しましょう◎
売主物件は仲介手数料0円
取引態様が「売主」は、仲介手数料がかかりません。
売主物件の場合は、不動産デベロッパーやハウスメーカーなどが自ら売り主となり、
仲介を委託する必要がないため、仲介手数料は発生しないということになります。
■売主物件のメリット
大きなメリットはまさに仲介手数料がかからない点です。
仲介手数料が無料であれば諸費用を抑えられ、準備しなければならない自己資金も抑えやすくなります。
また、物件の情報を把握している売主と直接取引することになりますので、
「疑問点があった場合に回答を早く得やすい」というのも嬉しいポイントです。
■売主物件のデメリット
売主となる不動産デベロッパーやハウスメーカーは所有している自社物件を紹介するため、
紹介してもらえる物件の選択肢が限られてしまいます。
ほかの会社が販売している物件も検討したい場合には、その会社や仲介会社へ相談しなければならないため、
希望条件に合う物件が見つからない人にとってはデメリットとなることもあります。
販売代理も仲介手数料は発生しない
取引態様が「代理」の場合は、売主の代理人として取引をするということです。
買主の立場からみると、売主と直接取引する形態と変わりませんので、一般的に仲介手数料はかかりません。
媒介(仲介)物件は仲介手数料が発生する
取引態様が「媒介(仲介)」である場合は、新築の一戸建てを購入したときでも仲介手数料が発生します。
ただし、
媒介(仲介)物件でも、「仲介手数料無料」や「仲介手数料半額」と広告を出していることもあり、
その場合は仲介手数料が無料の場合もあります。
■仲介物件のメリット
仲介物件のメリットは、売主物件と比べ物件の選択肢が多いことです。
売主物件では自社物件しか取扱いがないのに対し、仲介物件は不動産会社が窓口となる分、
さまざまな売り主の物件を比較検討することができます。
また不動産会社が間に入りますので、物件について客観的な助言を得やすいのも魅力です。
■仲介物件のデメリット
仲介物件のデメリットは、仲介手数料が発生することです。
建売住宅の販売価格は数千万円単位のため、仲介手数料も大きなコストとなりますので、
仲介物件の場合は手数料も考慮して資金計画を立てることが大切です◎
まとめ
「建売住宅は仲介手数料がかからない」と言われることがありますが、
実際には取引の態様、つまり不動産会社の立ち位置によって異なります。
物件探しをするときには「取引態様」も確認しながら進めるようにましょう◎
物件探しやご相談など、お困りごとはお気軽に不動産カエルまでご相談ください!