不動産カエル、生まれる

2024.5.15

不動産カエル

店名についてよくご質問を頂きます。

 

代表の森田剛です。

今回は店名についてご説明させて頂こうと思いましたが、いっそのこと当社の誕生から、当社の移転の歴史、店名が不動産カエルになったところまで、がっちりと書いてみたいと思います。当時の写真もあるので、『あ、そういえば当時こんなお店あったね』と、読者様の脳の神経新生にお役立ちできます!?

 

それではどうぞ!!

 

1976年6月

株式会社モリタ 創業

株式会社モリタが不動産会社として創業しました。

住所は埼玉県川口市元郷1-34-11で、角地でありバス停留所の前でした。

(現在のエニタイム フィットネス川口元郷店様の建物から、細い道路を挟んだ向かいの角にありました。今は分譲マンションが建っています)

この頃は、いわゆる高度経済成長期が終わりつつも、バブル景気が始まるずっと前の頃です。

 

会社はバス停留所の目の前にあったため、お客様のご来店はひっきりなしだったそうです。

川口市での不動産売買を主軸に、管理物件の受託も受けて盛んに取引をしていました。

 

 さて、約20年間弱、この地で不動産業を営みます。

写真にはコーヒーの自販機や、たばこ販売の窓口があるのですが、これが時代を感じさせます。

中には卓球のテーブルがあり、ストーブがあり小学生の時の森田良いお店だなと思っていました。

 

 

1995年7月

移転 となりのとなりの住宅を購入し、店舗に改装

創業地の隣の隣にあった住宅を購入し、そこに移転しました。

創業地は来客者様用の舗装駐車場になりました。

住所は埼玉県川口市元郷1-34-12です。場所はあまり変わりないですね。

(この土地も今は、先の分譲マンションが建っています)

この頃はバブル景気の崩壊後で、不動産の価値が毎年下がっていく時代が始まっていました。

 

その住宅を、今で言うリノベーションをして、店舗兼事務所に改装し営業を開始しました。

二階は書庫で、キャビネットに書類が大量に保管されておりました。

(当時は電子帳簿保管法という法律も概念もなく、各社がたくさん書類を保管していた時代です。)

 

この事務所の頃、2007年に私、森田剛(当時34歳)も入社しました。

入社した時は、「街の不動産屋って、なんで事務所が古めかしくても潰れないんだろう」と思っておりましたが、

それこそ身分不相応な大きな取引を、この店舗で盛んに行っておりました。

ぼろは着てても心は錦!

まだ「AI」より「逢い」の時代で、人脈が売り上げに比例するため、この店舗でも成り立ったのだと思います。

 

さて、約17年間、この地で不動産仲介業を営みます。

北道路(北側道路)でアルミサッシだったので冬は寒かったです!

 

 

 

2012年11月

現在の地に移転 店名を「不動産カエル」に

とうとう「不動産カエル」が誕生しました。

住所は埼玉県川口市新井町16-11です。

(元はファミリーマート川口新井町店でした)

不動産業界はリーマンショックから回復できず、売り物件が飛び交うが売れずに、

多くの大きな不動産会社が倒産して業界全体が暗い時期だったことを記憶しています。

 

移転前に、「移転すると同時に、店名をつけよう!」森田が言い出しました。みんな賛同してくれました。店名は今っぽく横文字で「リアル エステート チェンジ」(和訳すると不動産変更という感じです)になりそうだったのですが、若い社員から『せっかく歴史があるのだから、カタカナ横文字の名称ではもったいない』という目からうろこのような意見により、漢字も入れてかつチェンジを親しみやすく「不動産カエル」となりました。

 

当社としては立地的には川口元郷駅から徒歩9分だったのが、徒歩14分と遠のきました。

知名度としても、川口元郷駅で知名度のある「元郷」も住所から失い、「新井町? どこにあるの?」「あ、医療センターのところね」(それは新井宿)と聞かれることがとても増えました。

 

でも、「不動産カエル」というキャッチーな名前のおかげで、認知度は高かったのかご来店は極端に増えました。

 

前面道路は【川口市役所通り】なので、ロードサイド店舗として『ああ、よく見かけるよ!』と、さらに知られるようになっていきました。

お陰様であまりに忙しくなりましたが、心に余裕がなくなってきてしまい、口癖が「もう駄目だ」になっていきます。

 

社会人になってビジネス上で初めて口にしたぐらい、今まで「もう駄目だ」と思った事はありませんでした。

仕事量が多くて、仕事を終えても毎日毎日少しづつ増えていくのです。

そこで移転1年後に営業社員を増やしました。

 

すると・・・・、

簡単に駄目じゃなくなりました。

ここから私はプレイヤーとしてではなく、マネージャーとして取り組みやマネジメントを学んでいき、不動産カエルはより会社になっていきました。

 

副産物として私も世間一般的な時間に退社するようになり、これを機に労働環境を整備しました。

不動産業界では珍しい年間120休日+有給休暇や、休憩室設置、休憩室に運動器具やベッド設置、ロッカー&シャワー設置&私服通勤可などホワイト起業化を意識していきます。

おかげさまで優秀な人材が集まってくれるようになり、これについては本当に感謝しかありません。

 

その後、外構に噴水のようなものを作ったのですが、川口市役所通りに対して後ろ向きで見えません

店舗駐車場から店内へのアプローチとして、ヤシの木もふんだんにあり来店者様に楽しんでもらおうと作ったのですが、

自転車との衝突が無いように段差を作ったためか、皆さんにこの歩道を歩いてもらえません。

店舗の宣伝という意味でも向きが失敗で、森田の自己満足外構となり果てました。

ぜひみなさんお近くにお寄りの際には、安全のため歩道代わりにお通りくださいませ♪

 

さて、店舗として構えがよくなったせいか、ご来店されるお客様のご期待が高くなった事を覚えています。

そのため前店舗の時よりも、環境を整えDXを進めた結果、特に入居者様に対して迅速な管理業務ができるようになりました。

もちろんお客様のご期待に沿えるように、売却物件や賃貸物件を増やして、スタッフの知識を重ねて、ご来店をお待ちしたいと思っております。

 

この頃のヤシの木は小さくて可愛い

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