【蛍光灯の製造終了まで2年】2027年問題に備える!

2025.8.25

毎年のように「〇〇年問題」というものが取り沙汰されていますが、近い将来、不動産業界に影響がありそうな課題として、「2027年問題」というものがあります。

 

これは、【蛍光灯の生産終了及び輸出入の禁止】によって、残存している蛍光灯の値上げと便乗して、LED照明の値上げが発生してしまう問題です。現在、賃貸物件の室内や共用部に蛍光灯を使用しているオーナー様にとっては、早めの対応が求められる重要な課題となるのではないでしょうか。

 

今回は、そんな2027年問題について対策なども含めてご紹介していきます!ぜひご覧ください。

 

 

蛍光灯は使えなくなるの?

アパートやマンションの共用部に蛍光灯を使用されているオーナー様も多くいらっしゃるかと思いますが、「2027年になったら蛍光灯が完全に使えなくなる」というわけではありません。

 

2027年以降も、使用しているものを使い続けることは禁止されていないのと、在庫があればその販売も禁止はされていません。しかし、今後の生産量はどんどん減少し、逆に値段は上昇していくことでしょう。

 

「在庫が無くて同じ蛍光灯が手に入らない」

「交換部品が無くて交換できない」

 

蛍光灯を使い続けた結果、このような問題が発生する可能性は高いです。今は問題なく使用できていても、数年後に対応できなくなることを見越して、このタイミングでしっかりと考えておく必要があります。

 

 

コスト上昇について

製造終了後は、在庫の減少により蛍光灯の価格は大幅に上昇することが予想されます。そもそも、国内で蛍光灯を製造しているのは3社のみです。

 

実際、蛍光灯の価格は2023年から値上げし続けていて、すでに80〜90%の値上げが続いています。ただでさえ物価高騰が進む中で、蛍光灯の維持コストは今後ますます上昇していくとみられています。

 

では、2027年問題にはどのように対策したらいいのでしょうか?

 

 

LEDに交換することがおススメです

対策方法はまさしく【LEDに交換すること】です。

 

照明器具をそのまま使用してLED電球に交換できる場合もありますが、長期的に考えると器具ごとLED対応にするのが安心です。LEDに関しても、既に各メーカーがおよそ15%ほど値上げを実施していて、今後さらに上がることも予想されます。

 

今問題なく蛍光灯が使えていると、「まだ交換しなくても大丈夫」と思ってしまいがちですが、いざ交換が必要になったときに在庫不足・価格高騰・工事待ちで後回しになり、入居者やテナントからのクレームに繋がる可能性もありますので、トラブル防止のためにも早めに対応することがおすすめです◎

 

 

LED化することのメリット

照明設備をLEDに交換するとなると、機器費用や施工費などの初期導入費用はかかりますが、その後の維持管理費用を考えると導入後のコスト削減が図れるので、長期的にみて費用対効果の高い投資ともいえます◎

 

【得られるメリット】

■電気代の節約(蛍光灯に比べて消費電力は約3分の1)

■寿命が長い(交換する手間と費用が削減できる)

■明るさアップで防犯性・入居者満足度向上(共用部が明るいと安心感がある)

■物件のイメージアップ(管理が行き届いているイメージで評価されやすい)

 

 

まとめ

不動産カエルでは、オーナー様が所有されている物件の照明器具の確認、交換作業を行う場合のお見積りも無料で実施しています。

 

「まだ2年あるから少し早くない?」

とお考えかもしれませんが、ご紹介した通り、今後ますますLEDが値上がりすること考えると、今のうちにやっておいた方が良いとも考えられます。

 

蛍光灯の製造中止間近になると、費用も高騰するかと思いますので、無駄なコストを削減するためにも計画的に進めることが大切です。入居者さんの安心・安全を守るためにも、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

 

また、その他のご用件や、何か気になること、ご自分で処理するにはお手間なお悩み事などがございましたら、まずは不動産カエルにお気軽にご相談下さいませ!

 

 

 

 

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