【不動産売却】囲い込みに要注意
2024.6.14
不動産業界で横行しているといわれる「囲い込み」はご存知でしょうか?
これを知らずに売却活動を始めると、とんだ失敗になることも・・・
囲い込みとはどんな行為なのか理解し、売却活動にお役立てください!
囲い込みとは
売主から売却依頼された物件を、他の不動産会社には紹介せずに
自社で買う人を見つけ、売却・購入ともに自社で完結させようとすることです。
例えば、
他の不動産会社から「興味を持っているお客様がいるので物件を紹介したい」と電話があっても、
「すでに申込みが入りました」などと嘘をついて、紹介しないようにします。
また、売主から売却を依頼された不動産会社は、
不動産業者間で利用するネット上のデータベースに物件情報を登録する義務がありますが、
このデータベースに「登録していない」こともあります。
どうして囲い込みするのか
ズバッと!
「不動産会社は両手仲介で2倍の手数料を得たいから」です。
まず、売却・購入どちらも自社で仲介し、
売主様からも買主様からも仲介手数料を頂くことを「両手仲介」といいます。
逆に、他社から買主様を紹介された場合は、
自社が仲介した売主様からのみ仲介手数料を頂く「片手仲介」となります。
両手仲介のほうがもちろん報酬が高くなりますので
業界では、この「囲い込み」が巧みに行われているんです。
どんな影響があるのか
囲い込みをされると、他の不動産会社に情報が流れないため、
買い手が見つかるまでに時間が掛かり、売却活動が長期化してしまいます。
さらに、
売却に時間が掛かると、次は不動産会社から値下げを提案されることでしょう。
不動産会社としては、
囲い込みをしている以上、売却価格の値下げをしたとしても、
両手仲介となり買主様・売主様から手数料を得られるため、
囲い込みをせずに片手仲介になってしまうより十分な利益を得られます。
このように、どうしても不利になってしまうのは売主様ですが、
囲い込みを防止するための対策も可能です!
囲い込みを回避するには
売却を依頼してから問い合わせが全くこなかったり、
値下げばかり提案される場合は「囲い込み」されている可能性がありますので、
他の不動産会社を通じて、物件が募集されているか問い合わせてみるのも一つの手段です。
万が一、疑いがあっても即座に媒介契約を解除することは難しいかもしれませんが、
3か月の専任媒介を終えたあとは契約解除することも可能です◎
そして、囲い込みを避けるためには、
なんといっても「信頼できる不動産会社を見つける」ことが一番です!!
当社は売主様を誠実にサポートして、
不動産会社の常識である「囲い込み」は一切いたしませんのでご安心ください。
また、売買・賃貸・買取・管理など、
全ての不動産取引に対応しておりますので、お客様を誘導することなく、
経験豊富なスタッフがアドバイスさせていただきます◎
お困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。