【土地売却】確定測量とは?
2024.8.30
土地や戸建て住宅を売却するときに「確定測量」が必要になることがあります。
不動産の売却を考えているけど「測量が必要なのかわからない」とお困りの方もいるかと思います。
トラブル防止のためにも、確定測量とは何か、どうして必要なのか、早速見ていきましょう!
確定測量とは
確定測量とは、ある土地とすべての隣接地の境界を、
隣接地所有者の立ち合いのもと、正確な面積を測り、境界を確定させる作業です。
土地の境界を確定させることで、正確な価値を決定することができます。
不動産売買では、売主から買主様に確定測量図を引き渡すことが条件としていることが多いです。
この確定測量図があるということは、全ての境界が確定していることを意味するため、
買主にとっては、トラブルを防ぐためにも境界に争いがないことは重要ですよね◎
実施したほうがいいケース
■宅地の売却
■戸建ての売却
宅地や戸建てを売却する場合は、原則として確定測量図が必要です。
ただし、買主が確定測量図がないことに合意している場合は不要となります。
実施しなくてもいいケース
■マンションの売却
■農地や山林の売却
マンションが建っている土地の境界は確定しているため、マンション売却での確定測量は不要です。
また、農地や山林など土地が広大だと、土地価格よりも測量費のほうが高くなってしまうケースもあります・・・
広い面積を測量するには手間と時間がかかり、その分費用も高くなるため、確定測量を行わずに取引することも多いです。
確定測量の費用
確定測量図の費用は、一般的に30万円~50万円が相場ですが、隣接する土地所有者が多いほど金額が高くなります。
また、売却予定の土地が、公道などの国や行政が所有している土地と隣接している場合には、
官民査定(※)が必要になるため、費用は50~80万円程度が相場となります。
(※)官民査定・・・公共用地の管理者と隣接する民有地の所有者の立ち会いによる境界確定協議のこと
確定測量にかかる期間
確定測量は、土地家屋調査士に依頼してから完了まで、およそ1ヵ月半~3ヵ月かかります。
また、確定測量には隣地所有者の協力が必要不可欠となりますので、日頃から良い関係を築いていることが大切です◎
一方、官民境界が確定していない場合や、隣地所有者が遠方に住んでいると、
想定外に時間がかかることがありますので、スケジュールに余裕をもって行うことがおすすめです!
越境していることがある
境界が確定することで、越境の問題が生じることがあります。
例えば、
ブロック塀や家屋の一部、樹木の枝葉が越境していることはどの家庭でも起こり得ることです。
この場合、隣地所有者と越境に関する覚書を締結しておくことが望ましいです◎
ご相談は不動産カエルまで!
当社は、土地家屋調査士とも連携しておりますので、スムーズな対応が可能です!
不動産の売却を検討している方はお気軽にご相談ください。
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