不動産の任意売却とは?任意売却のメリットとデメリットを解説します!
2024.7.29
不動産の購入時、多くの方がローンを組んで購入します。しかし、何かしらの理由でローンの支払いができなくなり、不動産を売却しなければならなくなることもあるでしょう。そこで今回は任意売却とは何かについて、任意売却をするメリットやデメリットとともにご紹介します。
任意売却とは?
任意売却とは、住宅ローンの支払いができなくなった際、自ら積極的に不動産を売却することです。
住宅ローンを滞納して一定の条件を満たしてしまった場合、最終的に自宅は競売にかけられてしまいます。
競売による物件売却だと、「競売で仕入れて利益を加えて売却」をする人が購入するため自然と価格が低くなり、損な売却方法になります。
そこで、競売になる前に自ら任意に売却をする事を、任意売却と呼びます。
任意売却のメリット
任意売却をすることには、以下のメリットがあります。
・市場相場に近い価格で売れる
・売却の事情を知られずに済む
・引越し費用を軽減できる可能性がある
・自分の意思で売却できる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
市場相場に近い価格で売れる
任意売却をすると、市場相場に近い価格で不動産を売却できる点が大きなメリットです。
競売にかけられた場合、不動産の売却価格は市場価格の約50~70%となるケースが多いといわれます。
しかし、任意売却であれば条件が多少悪い場合でも市場価格の約90~100%の価格で売却できる可能性があるのです。
売却の事情を知られずにすむ
任意売却は、一般の不動産売却と同様に販売活動を行います。
そのため不動産を売り出されていることが判明しても、住宅ローンの滞納が原因だと知られることはありません。
ローンが払えなくなったことを知られたくない方にとっては、メリットといえます。
引越し費用を軽減できる可能性がある
任意売却では、競売と違い自身の手元に売却益が残る場合があります。
つまり、引越し費用など諸費用に充てることができる可能性があるのです。
売却資金から少しでも諸費用を負担できれば、新しい生活をはじめやすくなるでしょう。
自分の意志で売却できる
競売では売主の意思を反映できず、裁判所主導で一方的に売却が進みます。
しかし、任意売却では売主の意思で行います。
契約条件や引渡し日などについても、不動産仲介会社や買主と決められます。
どこまで意思を反映できるかは住宅ローン滞納状況にもよりますが、競売と比べると断然に自分の意思を反映できます。
任意売却のデメリット
任意売却をすることには複数のメリットがあり、デメリットは競売に比べると存在しません。
ただ、売却そのものについてのデメリットとしては、住宅は日本においては10年ほどの短期間で流通価格が下がってしまい、
どうあっても「中古住宅」に該当するので、「思ったより高く売れない」と感じると思います。
ただ繰り返しにはなりますが、競売に比べてデメリットはありません。
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まとめ
不動産のローンが支払えなくなった場合、任意売却ができます。
任意売却ができれば、競売よりも高価格、好条件で不動産を売却できて、周りに事情を知られずに済むなど複数のメリットがあります。